- ネズミが出るけど、駆除にはどれ買えばいいの?
- ホームセンターで買える駆除剤ってどれ?
- 自分で駆除するのにオススメの駆除剤教えて!
ネズミに家に入られたらすぐに駆除が必要ですが、自分でやるのは時間も手間がかかります。
それでも、「自分でやりたい」という方向けに、市販品でおすすめの駆除剤や駆除グッズを解説します。この記事を読めば、ネズミの駆除方法がわかります。
ネズミ駆除は侵入経路の見極めが難しく、一時的に追い払えても再発します。自分で駆除に挑戦し、再発し駆除業者に依頼するお客さんが多かったです。駆除費用は決して安くは無いのですが、記事を読んで無理だと思ったらネズミ駆除業者に依頼しましょう。
【詐欺注意】駆除歴10年が選ぶオススメねずみ駆除業者3選と自分で駆除しないほうがいい4つの理由
ねずみ駆除の捕まえ方と考え方
ネズミ駆除は大きく3つに分けて対策を考えます。
- 環境的対策
- 物理的対策
- 科学的対策
よく市販の商品のもので効果が無かったのは、どれか対策が抜けている可能性があります。ネズミの生態を知り尽くしている駆除業者は、対策の相性も考えてそれぞれ実施します。
環境的対策の方法
- 生ゴミはフタ付きのゴミ箱に入れて、なるべくすぐ捨てる。
- 食品を出したままにせず、すぐしまう。
- 使った食器はすぐに洗う。
- 巣の材料となるもの(新聞紙・段ボール箱・割り箸・ティッシュペーパー・タオルなど)は溜めておかない。すぐ捨てる。
- 衣類やシーツはケースに収納し、不要な紙や布を処分する。
- 部屋は整理整頓。
- 定期的に掃除機をして食べカスやゴミを残さない。
これは発生源を取り除き、清掃することによってねずみの食料や巣を除去し、生息数を減らしていく対策となります。簡単に言うとネズミにとって居心地を悪くして追い出す、居づらくして侵入されてもすぐ出ていくようして環境面を整備するのが環境的対策となります。
物理的対策の方法
ネズミの習性として、毎回同じところを通って家と外を出入りします。出入口となっている穴やすき間をパテや亀甲網、モルタルなどで物理的に封鎖してしまい、侵入させないようにします。
ハツカネズミはわずか2cm程度でも出入りできるので、この出入口を探すのが大変です!プロでも見落としたり、間違えることもあります。
住宅関連の仕事をされている方なら、隙間や穴を見つけて、侵入経路を塞ぐこともできるかもしれません。知人や友人にいれば一度見てもらうのもアリです。
科学的対策の方法
薬を使ってネズミを追い払ったり、駆除剤を使って駆除することを科学的対策と言います。小さいお子さんやペットがいる場合、成分も考慮し害の少ない薬剤に変えたり、使わずに対応することもあります。状況に応じて使い分けるので薬の知識が必要となります。
また、併用することで効果が高まるものもあり、経験も必要となってきます。
環境的対策の方法
これは発生源を取り除き、清掃することによってねずみの食料や巣を除去し、生息数を減らしていく対策となります。簡単に言うとネズミにとって居心地を悪くして追い出す、居づらくして侵入されてもすぐ出ていくようして環境面を整備するのが環境的対策となります。
ネズミの通り道に置く粘着板
値段の安さと駆除の手軽さで★★★★★です。真ん中で折りたためるようになっているので、捕獲できた場合そのまま閉じて燃えるゴミに出すことができます。ネズミに触れる必要もないので衛生的です。
誘引剤入り(ピーナッツのニオイ)や防水仕様のものもありますが、それほど捕獲に影響は無かった印象です。予算が決まっていたり、なるべく費用を抑えたい場合はより数が置けるほうがいいので安いほうを選びましょう。
粘着板の設置箇所はねずみの通り道や侵入経路がわかっている場合はその付近に、わからないけど天井から音がする場合は屋根裏の点検口付近にまずは置いてみましょう。 また、ネズミが死ぬと強烈なニオイとウジ虫がわくので、夏場は2~3日に1度、冬場は1週間に1度は捕まっているか確認しましょう。
「ゴキブリホイホイ」も使用可能
ゴキブリホイホイでも捕獲可能です。余っていて使い切りたい場合は是非使ってしまいましょう。ただし粘着板として使えるという話なので、ゴキブリの誘引剤で多くネズミが捕れるわけではありません。
ネズミの捕獲機
- ねずみの捕獲機
- カゴ
- ネズミ捕り器
- ケージ
オススメ度は★★です。1匹ずつしか捕まえられないのと、捕まえることができる範囲が狭いためです。また、捕まえたねずみは処理できますか?死ぬまで放置したあと、手袋してトラバサミか割りばしで掴んで捨てる必要があります。 生きているのを手で掴むと咬まれる危険があるのでやめときましょう。
また、私の経験上餌だけ食べられたり、警戒されたりでなかなか捕まえられないという印象でした。
ネズミ捕獲用のパチンコ
範囲が狭く、取り扱いに注意が必要なためオススメ度は★です。
ネズミを圧殺するので、指が挟まれると簡単に折れてしまいます。 粘着板だと警戒されていて駆除できない場合に使っていました。最初は粘着板で駆除して、しきれないときに使うのがオススメです。
超音波(ネズミの嫌がる音、嫌がる周波数を出すものも含む)
オススメは★★★です。置いておくだけで超音波や嫌な音を発して、ネズミを遠ざけたり追い払ったりしてくれます。手軽に追い払ってくれる撃退グッズなんですが、それなりに費用が掛かるのとネズミによって「効く効かない」「慣れてしまう」というのがあります。
私がオススメするのは、LANケーブルや電気コードなどかじられたくないところに設置して遠ざける。屋根裏や壁の内側だけでなく、部屋にまで出てきているのであれば部屋の中においてこないようにする使い方がオススメです。
ネズミ用の忌避剤
- 唐辛子
- ミント
- わさび
- ハーブ
- 木酢液
- はっか油
- ねずみがいなくなるスプレー
- 燻煙剤
こちらも超音波と同様なのでオススメは★★★です。超音波と同様に噛まれたくないところに使いましょう。こちらも個体差で効く効かないというのがあります。また、人やペットが不快に感じる場合があるので、屋根裏や床下で使うのがオススメです。
LEDの光を利用したネズミ駆除器
オススメ度は★★です。ネズミは本来夜行性で光を恐れます。特に赤と緑の光が苦手でその習性を利用して、ネズミを追い払います。
ただし、全く気にしないネズミもいて効かない場合があります。最初は嫌がっていても、慣れてしまい、次第に効かなくなることもあります。こちらはニオイ系の忌避剤とは違っていて、光だけなので部屋でも使いやすいです。
物理的対策の方法
ネズミの習性として、毎回同じところを通って家と外を出入りします。出入口となっている穴やすき間をパテや亀甲網、モルタルなどで物理的に封鎖してしまい、侵入させないようにします。
ハツカネズミはわずか2cm程度でも出入りできるので、この出入口を探すのが大変です!プロでも見落としたり、間違えることもあります。
住宅関連の仕事をされている方なら、隙間や穴を見つけて、侵入経路を塞ぐこともできるかもしれません。知人や友人にいれば一度見てもらうのもアリです。
防鼠道具
- 金網
- パンチングメタル
- 防鼠パテ
- 金だわし
ネズミは通れないような小さなすき間でも、歯でかじって穴を広げて侵入してくることもあります。スポンジや紙などの簡単なもので穴を塞いだだけでは破られてしまうので防鼠用のものでしっかりと穴をふさぎましょう。
特に食べ物があるとわかっていると、その家に執着するので入れる場所を探したり、穴をあけて侵入しようとするので、再発防止のために絶対に欠かせない重要な作業となります。
物理的対策でもあるのですが、侵入口となっている部分を塞ぐ道具を紹介します。場所に応じて使い分けが必要となるので説明を参考にしていただき、すき間に合わせて使用してください。
防鼠道具の使用方法3ステップ
- 金網やパンチングメタルをはめる
- 防鼠パテですき間を埋める
- 金だわしを詰め込む
金網やパンチングメタルをはめる
通風孔や大きめの平面のすき間をふさぐなら、金網やパンチングメタル(穴の開いた金属板)が効果的です。
選び方のポイントはネズミが通れないよう、隙間が15mm以下のものにしましょう。すき間が大きい金網をすでに持っているなら、すき間をずらして重ねて使用すれば大丈夫です。数枚設置すると、より破られにくくなるので、設置しやすいほうで選ぶのもアリです。
また、両脇の接地面にしっかりと針金を巻きつける、ビスを打ち込むなどの方法で隙間なく確実に固定しましょう。すき間が少しでもあると効果がないので、設置する際はペンチやドライバーなどの工具も用意しておきましょう。
防鼠パテですき間を埋める
排水管やエアコンの配管、換気扇の取り付け部分などの金網で覆うのが難しい形の隙間は、防鼠パテが役立ちます。粘土のような材質なので自由に形を変えることができます。このパテを排水管やエアコンの配管を通す開口部に詰め込んで、隙間をなくします。
ただのパテだとかじられて穴を開けられてしまう可能性があります。防鼠パテにはネズミが苦手なわさびの成分やカプサイシン(トウガラシのエキス)などが含まれています。通常のパテより近づかれにくい、かじられにくいので必ずネズミ用(防鼠と記載のあるもの)を使いましょう。
金だわしを詰め込む
壁に空いた穴やすき間の中に、金だわしを詰め込むのも有効です。
スーパーやホームセンターのキッチン用品売り場にある普通の金だわしでも悪くはないのですが、防鼠用の金だわしもネットショップで購入可能です。防鼠用の金だわしは忌避成分(カプサイシン)を含んでおり、ドブネズミなどの大きなネズミが力ずくで突破する可能性を低くします。
また、ブラシのように細長いものもあります。中心に針金が通っているので自由な形に曲げたり巻き付けたりできます。細長いすき間に詰めたり、排水パイプに巻きつけて使うと効果的です。
ホームセンターで買える科学的対策の方法
薬を使ってネズミを追い払ったり、駆除剤を使って駆除することを科学的対策と言います。小さいお子さんやペットがいる場合、成分も考慮し害の少ない薬剤に変えたり、使わずに対応することもあります。状況に応じて使い分けるので薬の知識が必要となります。
また、併用することで効果が高まるものもあり、経験も必要となってきます。
ネズミの毒餌剤、殺鼠剤
オススメ度は★★★★です。遅効性と即効性の2つがあり、即効性は成分が強く不味いからなのか食べないことが多く遅効性の毒餌がオススメです。
毒餌のデメリットはどこで死ぬかがわからないことです。毒餌を食べると視界が暗くなり明るい場所(=外)に出てくると言われていますが、中で死んでいることもよくありました。夏場にネズミが死んでいると腐敗してかなりニオイがきつくなります。屋根裏や床下だとウジ虫もわくため冬場のみ使うのをオススメします。
番外編
- 殺虫剤
- アースジェット
- ゴキジェット
- 虫よけスプレー
- 線香
- 蚊取り線香
よくお客さんからも聞かれましたが、効かないわけでもないのですが効くわけでもないです。普通に吹きかけただけであれば、音と勢いに驚いて逃げていくとは思いますが、忌避剤とも違うのですぐ戻ってくる気がします。試したわけではなく、成分を確認したのと吹きかけたときを想像しただけですので試してみてもいいかもしれません。
虫よけスプレーはハッカが使用されているので一時的には追い払えるかもしれませんがすぐ戻ってくると思います。また、線香や蚊取り線香は火を扱うので屋根裏や床下で使用するのは不向きです。火事になるので絶対にやめましょう!
駆除歴10年の元害虫駆除業者がオススメする駆除方法
実はねずみ駆除を業者が行うときに使う道具は、薬剤以外はホームセンターで購入できるものと大差はありません。実際にホームセンターで購入できるものでも十分駆除は可能です。私が行っていたやり方を紹介しますが、会社や駆除する作業員によって多少差があります。
ネズミの侵入口がわかっている場合
数十匹いる場合は一般家庭だと大量発生の部類になります。無理ではないのですが、駆除するまでにかなりの時間がかかります。すぐにねずみ駆除業者へすぐ連絡しましょう。
数匹程度でネズミの侵入口がわかっているなら場合はこのように駆除をします。
- 家全体を整理整頓する
- エサとなるものを片付ける。
- 忌避剤や超音波、LEDなどの撃退器具を設置
- かじられたくないもの(電線、LANケーブル)付近に設置する。予算に余裕があるなら撃退器具を追加で設置して、粘着板のほうへ誘導する。
- 出入りできないよう侵入口を完全に塞ぐ
- よく見かける、いる場所へ粘着板とその付近に毒餌を設置する。※屋根裏は確認しやすいよう点検口付近に設置。どこで死ぬかわからないのが嫌なら毒餌は使わない。
- 3日に1回は確認する
- 捕獲されている粘着板があれば交換(他のネズミがそれを見ると、粘着板を警戒してしまう)。これを2~3週間行い、捕獲できていれば継続。(夏場はうじ虫が湧くのと臭くなるので注意。冬は1週間に1回でもOK)
- 捕獲できていなければ、パチンコ、カゴなどの捕獲機を検討する
- 3~5は期間を開けると慣れてしまい効果が無くなります。侵入口を塞ぐことで、ネズミはパニックになり粘着板に引っ掛かりやすくなります。また、忌避剤や撃退器具で粘着板方面に誘導するとより効果的です。上にも書きましたが2~3週間ほどで一気に勝負を仕掛けましょう!!
- 捕まえているのに数が減らない場合は、ネズミ駆除業者へ依頼する
- 捕獲できているのに、数が減らない場合は穴を塞がないと再発し続けるので再度探すか、ネズミ駆除業者へ依頼する。
ネズミの侵入口がわかっていない場合
ネズミの侵入口を調べる方法を解説しますが、わからなかったり見つからない場合は、一度燻煙剤+超音波やLEDの撃退器具で追い払ってみましょう!家の食べ物が食い荒らされたりしていると戻ってくる可能性が高いですが、そこまで被害がなければ出て行ってくれる可能性もあります。それで追い払えればラッキーです!
- どこから出入りしているのか家の周囲を確認する
- わかった場合は、先ほど説明した「ネズミの侵入口がわかっている場合」を見て駆除しましょう。
- わからなかったら、燻煙剤を使用する
- 見かける部屋とその壁の内側、天井裏をすべてに燻煙剤を使用する。
- 家全体を整理整頓する
- エサとなるものを片付ける。
- 忌避剤や超音波、LEDなどの撃退器具を設置
- かじられたくないもの(電線、LANケーブル)付近に設置する。予算に余裕があるなら撃退器具を追加で設置して、粘着板のほうへ誘導する。
- 出入りできないよう侵入口を完全に塞ぐ
- よく見かける、いる場所へ粘着板とその付近に毒餌を設置する。※屋根裏は確認しやすいよう点検口付近に設置。どこで死ぬかわからないのが嫌なら毒餌は使わない。
- 3日に1回は確認する
- 捕獲されている粘着板があれば交換(他のネズミがそれを見ると、粘着板を警戒してしまう)。これを2~3週間行い、捕獲できていれば継続。(夏場はうじ虫が湧くのと臭くなるので注意。冬は1週間に1回でもOK)
- 捕獲できていなければ、パチンコ、カゴなどの捕獲機を検討する
- 3~5は期間を開けると慣れてしまい効果が無くなります。侵入口を塞ぐことで、ネズミはパニックになり粘着板に引っ掛かりやすくなります。また、忌避剤や撃退器具で粘着板方面に誘導するとより効果的です。上にも書きましたが2~3週間ほどで一気に勝負を仕掛けましょう!!
- 捕まえているのに数が減らない場合は、ネズミ駆除業者へ依頼する
- 捕獲できているのに、数が減らない場合は穴を塞がないと再発し続けるので再度探すか、ネズミ駆除業者へ依頼する。
捕まえたネズミはどうする?
捨てる時の注意点は3つです。
- 燃えるゴミとして捨てる
- 直接触れない、掴まない
- 逃がさない
粘着板で捕まえたら、そのまま燃えるゴミで捨てましょう。粘着板は捨てやすいように真ん中から折り畳めるようになっています。躊躇せずそのまま折りたたんで一度袋に入れて口を縛ってからゴミ袋に入れるとニオイや病原菌が飛び散らずに安全です。
また、ネズミを直接掴んだり触るのは絶対に止めてください。生きてる場合は噛まれる危険性があり、死んでいても様々な病原菌やダニくっついてます。もし触ってしまった場合は、手を洗い消毒すれば大丈夫です。死んだまま放置しすぎるとニオイがきつくなりうじ虫も湧くので、作業するときはゴム手袋とマスクをするのが安全で清潔です。
最後にかわいそうだからといって、外に逃がすのはやめましょう!また、家の中に戻ってきてしまいます。しかも一度捕まっていると警戒心が強く、駆除しにくくなります。
ネズミを捕獲したあとにすること
ネズミ駆除は捕まえたり、追い払っただけで終わりではありません。まだやることが残っているので再発防止のために確実に行っておきましょう!
清掃、掃除、除菌を行う
ネズミは歩きながら、おしっこをします。そこら中に糞もするのでこれを掃除します。
ネズミの糞の被害として、危険な病気になる菌が含まれていることです。ネズミのフンにもネズミと同様の病原菌が含まれています。
- 嘔吐や下痢、急性胃腸炎を引き起こすサルモネラ菌
- 風邪のような症状(せきや鼻づまりなど)から出血まで起こすレプトスピラ菌
- 出血や腎不全、ハンタウイルス肺症候群をもたらすハンタウイルス
特に、ハンタウイルス肺症候群は治療法が確立されていない危険な病気です。
清掃、掃除、除菌の方法
病原菌に感染しないよう、マスクとゴム手袋の着用は必須です。夏場は暑いですが除去が終わるまで我慢して外さないようにしましょう。また、使い終わったマスクとゴム手袋は必ず捨てましょう。
ネズミのフンを掃除する前にアルコール除菌剤で消毒を行います。消毒するのは糞が落ちている場所、おしっこがされた場所、ネズミが通った場所です。
消毒が完了したら、何枚か重ねたティッシュやキッチンペーパーで拭き取ります。その後、糞が残らないように濡らした布で拭き取り、再度アルコールで消毒をしましょう。
掃除機で糞は吸い取っていいの?
糞は掃除機で吸い取ってはいけません。サイクロン掃除機は内部でフンが粉砕され掃除機が汚染されてしまいます。紙パック式掃除機も空気を排出する時に病原菌も一緒に排出されます。もう使えなくなってしまうので掃除機で吸い取るのはやめておきましょう。
殺鼠剤や毒餌を使った場合は死体を回収
殺鼠剤や毒餌を使ったけど、ネズミの死骸がない、粘着板にも捕まっていない場合はどこかで家の中に死骸が残っている場合があります。ネズミの死骸からは特有のニオイがします。強烈なニオイがする場合はどこかに残っている可能性があるので必ず回収しましょう。
何度も言ってますが病原体だけでなく、ダニもいるしうじ虫も湧きます。危険ですのでそのまま放置はやめましょう!
穴をふさいで戻ってこれない、入ってこれないようにする
穴を塞ぐ前に追い払った、駆除した場合は早く侵入口となっていた穴やすき間をふさぎましょう。塞がないとまた戻ってきてしまいます。
また、捕まえたから穴を塞がなくても大丈夫ではありません。ねずみは穴やすき間を通るときに身体をグリグリこすり付けて通るのでネズミの特有のニオイがつきます。そのニオイで他のネズミも侵入口だとわかり侵入してきます。駆除しても穴を塞がないかぎり再発してしまうのはこのせいです。
ネズミによる二次被害
ダニを連れてくる
ネズミはイエダニというダニの一種を媒介しています。
ネズミを駆除して宿主がいなくなったイエダニは人を刺すことがあります。刺されてしまうと激しいかゆみがあります。刺される部位は脇、腹や腰部、陰部、太股や足首など皮膚の柔らかいところが多く、刺された跡の痒みが何日も続くこともあるので。
ネズミに侵入されたら通ったところや巣にしていた場所、糞のあったところは清掃と消毒後にダニの駆除が必須です。消毒した場所へ殺虫剤を吹きかけるのもいいですが、可能であればくん煙剤(バルサン)がよく効くので活用しましょう!
ネズミが媒介する病原菌
特に恐いのが、ネズミが媒介する病原菌です。咬まれると命に係わる病気になってしまうことも。ダニやフンによるアレルギーの発症も気をつけなければいけません。ほかにも天井を駆け回る音や不安による不眠や、食べ物を食い荒らされる食害などネズミの被害は多岐にわたります。
参考記事:【早急な対応を!】ねずみが原因の6つの病気と4つの住宅被害!
うじ虫の発生
うじ虫を放置していると、サナギになりやがて成虫のハエになります。ハエが卵を産んでから孵化するまでは早くて半日から数日ほど、成虫になるまで2週間ほどと言われており、成長が早いです。
またうじ虫は雑菌をもっているといわれているので、大量繁殖すると衛生環境が悪くなります。自分の真上の天井裏でうじ虫が湧いていると思ったらゾッとしませんか・・・
LANケーブルや電気のコードをかじってしまう
壁の内側や天井裏には電気のコードや電話線、最近だとLANケーブルが通っています。ネズミはコード類をよくかじります。また、室内に入られている場合、家電のコードもかじられてしまうことがあります。壁の内側だと簡単に交換できません。家電も使えなくなってしまうと生活に支障がでます。
ネズミがいるとわかった段階でコード類や近づいてほしくない場所には、忌避剤を使っておきましょう。忌避剤の説明はコチラです。
かじられた電気コードからの漏電による火災
電気コードをかじられると漏電し、最悪の場合火災になります。しかもねずみが原因の火災の場合、「火災保険」が適用されないことがあるのでより注意が必要です。
お客さんからも、「漏電ブレーカーがあるから、電線をかじられても火災にはならないのでは」と聞かれることがありました。しかし、その漏電ブレーカー自体にねずみが入り込んで火災が起こるということはあります。築年数に関係なく、ネズミによる火災リスクはあるので早めの駆除が必要です。
ネズミ駆除業者が行っていること
- 依頼
- 現地調査、見積もり
- 契約
- 追い払う、捕獲
- 糞の清掃
- 除菌、消臭
- 補修、侵入経路をふさぐ
害獣業者は追い払ったり、捕獲するだけではありません。糞の清掃、除菌消臭、建物の補修などさまざまな作業があります。被害状況に応じてリフォームの提案も行います。
ネズミが捕まらない、駆除できなかったらネズミ駆除業者へ連絡を
特に最近だとネットで情報収集出来るので、自分で駆除する方が増えています。
そこで今回は自分で駆除するのにオススメの撃退グッズや捕獲機、捕まえ方に至るまで説明をしましたが、ネズミ駆除はプロでも難しい場合があります。というのも、屋根裏、天井裏は高いところに登るのが得意なクマネズミに侵入されやすいです。クマネズミは毒餌も食べても効かない耐性がついてしまっている個体や、粘着板のベトベトしていない端を口で咥えて移動させます。知能が高く、駆除の難しい種類なので、なかなか駆除できない場合はネズミの駆除業者へ早めに依頼することをオススメします。
市販品のおすすめネズミ駆除剤と駆除グッズ8選
市販されているネズミ駆除、撃退グッズや捕獲機は以下の8つです。
- ネズミの通り道に置く粘着板
- ネズミの毒餌剤、殺鼠剤
- ネズミ捕獲用のパチンコ
- ネズミの捕獲機
- 超音波(ネズミの嫌がる音、嫌がる周波数を出すものも含む)
- ネズミ用の忌避剤
- LEDの光を利用したネズミ駆除器
- 防鼠道具
インターネットやホームセンター、薬局などで購入できるネズミ駆除剤や撃退グッズ、捕獲機のオススメを紹介していきます。
手軽さとコスト、使いやすさをもとにオススメ度も書いておきます。使い方も一緒に解説するので是非参考にしてください。