身近な害虫として知られる「ゴキブリ」。大嫌いな人も多いですよね。
部屋の中で動いているのをみると、思わずドキッとしてしまいますよね。
ゴキブリは家に出る害虫の代表的存在で一般的ではあります。駆除が難しい害虫としても知られています。
今回は身近な「ゴキブリ」の対策について紹介していきます。
家庭でよく見かけるのは「クロゴキブリ」
ゴキブリと聞いて黒光りしているのを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ほとんどの場合、クロゴキブリです。他にも「ヤマトゴキブリ」というクロゴキブリに似ている種類もいますが、クロゴキブリとあまり変わらないので「クロゴキブリ」の認識で問題ありません。
あなたの家はどれくらい危険?ゴキブリ危険度セルフチェック
- 築30年経過している木造住宅である
- 飲食店やスーパーなどの施設が隣接している
- 庭に植木鉢がある
- 増改築工事をした
- 通気口や壁、屋根に穴や隙間がある
これらに当てはまる家は注意が必要です。
マンションやアパートで見かける場合は建物のどこかが巣になっていて壁やパイプスペースを通じて侵入してくる場合があります。また、2階より上だから大丈夫と安心して窓が開いていたりするとその隙間から侵入してくる場合があります。一戸建てでも同様にわずかな隙間から侵入してきますので注意が必要です。
クロゴキブリを家で見かけた!どのくらい増えているか不安
よく「ゴキブリを1匹見かけたら、00匹はいる」と言われますが、実際は見かける頻度で判断します。バルサンまでしたけど、たまたま侵入してきたのを見かけただけで、ゴキブリは本当に1匹だけだったかもしれません。
反対にこの言葉通り、何百匹と住み着いていて毎日のように駆除しても駆除しても見かける家もあります。そこで段階別に対策を紹介させて頂きます。
第一段階 年に1~2回見かける程度
見かけたのが6月から10月で1~2回見かけた事がある人は「たまたま外から入ってきただけ」の可能性が高いです。その為、見かけた個体だけ駆除出来れば問題ありません。
スプレータイプの駆除剤(ゴキジェットやアースジェット等)で対応しましょう。
第二段階 ~たまに見かける程度~
駆除しても、たまに見かけるのであれば実は1匹だけじゃないかもしれません。その場合は第二段階に入ります。
ここではゴキブリホイホイやゴキブリバスターなどといった粘着トラップを使用して捕獲し生息調査兼駆除をしていきます。
粘着トラップ(粘着板)の設置場所
配置場所にも注意が必要で、こちらに設置するのがオススメです。
- 玄関(床に直置き)
- 洗濯機周辺(洗濯機裏などのホコリが溜まりやすい場所)
- 洗面所周辺(シンク下の棚中)
- トイレ周辺(便器裏)
- 台所周辺(シンク下の棚中、冷蔵庫周辺、食品保管場所周辺)
- 床下または天井裏
湿気のある場所、食べ物のある場所、主に侵入口となっている場所がポイントです。
第三段階~2週間で5匹以上捕獲~
第二段階で2週間の間に配置した粘着トラップで合計5匹以上捕獲があった場合は巣になっている可能性が一気に高まります。
捕獲は有効な手段でもあるので、引き続き新しい捕獲トラップを配置しましょう。それと同時に食毒剤も配置していきます。食毒剤は食べて毒を取り込ませるタイプの薬です。ブラックキャップやコンバットが有名ですね。
用法用量、期限を守って配置するのが効果的
ホウ酸団子は食べた個体のみ作用する場合が多いので第三段階だと駆除効率だけで考えるとよくありません。できたら「ドミノ効果」と呼ばれていて、CMだと「駆除連鎖効果」と謳われているものがオススメです。
ドミノ効果や駆除連鎖効果で有名な成分は「ヒドラメチルノン」と「フィプロニル」と記載されているものを購入して配置して下さい。ここで注意が必要なのは「消費期限を守る事」「配置場所の位置を守る事」です。メーカーも様々な研究を重ねて商品を世に出しています。商品の箱に書いてある事は守るようにしてください。
第四段階~2か月続けても捕獲数が変わらない~
ブラックキャップやコンバットを使用して2ヵ月経ってもずっと捕獲や目撃が続いてしまっている場合は巣が作られていて、かなり増殖してしまっている場合が想定されます。
バルサンで空間噴霧処理を行い一網打尽にしましょう。
バルサンは最終手段
バルサンの使用は正直言って「めんどくさい」ですw
ゴキブリはあくまでも虫なので駆除自体は簡単に終わります。バルサンを使うまでの準備がめちゃくちゃ手間です。空間噴霧処理(バルサン)の場合、食器や家具をカバーしたりしなければなりません。さらに、薬剤が漏れないようにすき間をテープやビニールで埋めます。これを部屋ごとに加え、屋根裏や床下など各場所で行います。
そして2~3週間後にまたバルサンを実施します。
再度やる理由としてはゴキブリの卵は核兵器にも耐えられる耐久性があり薬剤は効きません。物理的に潰すしかないのです。その為、2~3週間期間を開けるのは卵から孵った幼虫を駆除する為です。
バルサンまでやるのはかなり大がかりです。バルサンを検討するレベルになったら一度、業者にみてもらうのもオススメです。
薬剤処理をするにあたっての注意点
コンバットやブラックキャップなどの食毒剤を使用している時は、スプレータイプやバルサンを始めとする空間噴霧剤は併用しないで下さい。
食毒剤に噴霧剤の成分が付着するとせっかく配置したのにゴキブリが食毒剤を食べなくなってしまうからです。
このどちらかがオススメです。
- 食毒剤なら食毒剤のみと粘着トラップ
- 噴霧剤なら噴霧剤と粘着トラップ
ゴキブリに困ったら害虫駆除業者へ依頼もオススメ
ホームセンターや薬局等で購入できる商品でゴキブリを駆除する方法を紹介させて頂きました。自分で駆除できる方なら今回の記事を参考にして頂ければ完全駆除に一歩近づきます。
注意すべき点は必ず用法用量と使用期限を守ることです。むやみやたらにスプレータイプを噴射したり、様々な商品を買いだめしても正しい方法が出来ていないと宝の持ち腐れになってしまいます。
見るのも無理!という人は業者へ依頼してみて下さい。
私もゴキブリが家に出たと問い合わせを受け、お伺いしたら若い女性が机の上に立ち「あの辺でみかけたんです」といった人がいました。ゴキブリ1匹からでも業者は対応してくれます。
当サイトではオススメの業者も紹介していますので参考にしてみてください。